ミシマ青空通信 №50
七十二候の一つで、『くされたるくさほたるとなる』と読みます。『芒種』の次候で 6/10~6/15頃に当たり、草の中から蛍が舞い、光を放ちながら飛び交う頃です。かつては腐った草が蛍になると考えられていたようで、蛍の別名も『朽草(くちくさ)』です。オスはメスを探して飛びながら短い周期で一斉に点滅を繰り返します。一方メスは近くでオスが発光すると、草の上などから長く強い光で応答します。その光に誘われたオスはメスの近くに舞い降り、歩いてメスに近づき、約10cmに近づいたところでピカピカッと発光の仕方を変えます。するとメスは発光間隔を徐々にオスに近づけていくそうで、こうして1組のカップルが誕生するそうです。
東京五輪開催是非の議論が未だに続く中、日本人アスリートの活躍に注目です。ゴルフ界では、日本選手として初めて「マスターズ」を制覇した松山英樹選手に続き、笹生優花(さそうゆうか)選手が女子ゴルフの海外メジャー「全米女子オープン」で優勝しました。大会史上二人目となる、19歳11ヶ月という最年少記録での優勝でした。さらに、同じスコアの首位でホールアウトし、プレーオフにより優勝争いを演じたのは22歳の畑岡奈紗(はたおかなさ)選手で、どちらが優勝しても史上3人目の日本女子選手による海外メジャー大会制覇となり、大いに盛り上がりました。笹生優花選手は、日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、現在は日本とフィリピン両方の国籍を持っていますが、東京オリンピックにはフィリピン代表として出場予定とのことです。フィリピンでは二重国籍が認められている一方、日本の法律では重国籍者は22歳に達するまでに国籍選択をする必要があります。どちらを選択するにしても、今後の活躍が大いに期待されます。ちなみに、畑岡奈紗選手の日本代表はほぼ確定です。
陸上競技では、東京五輪代表選考会を兼ねた「陸上日本選手権2021」が6月24日(木)~27日(日)の日程で大阪で開催されます。男子100mで9秒95の日本新記録をマークした山縣亮太選手とサニブラウン・ハキーム選手の新旧日本記録対決も見どころです。
JOCは10日、競泳の池江 璃花子選手やオリンピック4大会連続出場の内村 航平選手など、全33競技のうち16競技の選手241人を発表しました。今後は、随時追加更新される予定です。
◇7月1日より全国安全週間です◇
【今年のスローガン】
持続可能な安全管理 / 未来へつなぐ安全職場
(準備期間:令和3年6月1日~6月30日 本週間:令和3年7月1日~7月7日)
働く高齢者の増加等による就業構造の変化や新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う社会情勢の変化等に対応し、将来を見据えた持続可能な安全管理を継続して実施することにより、すべての働く方が安心して安全に働くことのできる職場の実現を目指します。
首都圏営業部 新井山 勲
2021,06,11